S-250
帯電防止剤 スタチノール
- 課題・用途:
- 帯電防止剤
特長
- 帯電防止効果
電荷の減衰半減期0.1秒以下(測定器:オネストメータ) - 表面抵抗率
108~109Ω/sq(測定器:メガレスタ) - 印刷適正
良好 - 塗布膜の透明度
良好
製品の種類および適合用途と特長
種類 | 適合用途 | 特長 | エアゾール |
---|---|---|---|
S | プラスチック製品全般、合成繊維、その他一般用。 | 広範囲に使用できます。溶媒は変性アルコール。 | 400ml |
※材料によっては変色や対象物の撥水性による塗布不良の恐れがあります。事前にテストを行った上でご使用下さい
製品型式名称と販売形態
名称 | 製品型式名称 | 販売形態 | SDS |
---|---|---|---|
S250 スプレー400ml | SNL-S250-2 | 6本入り/箱、48本入り/大箱 | SDS |
梱包
SNL-S250-2の梱包はGHS対応シール付きです。
帯電防止剤とは
樹脂などの帯電しやすい表面にスプレーなどで帯電防止剤を塗布し、表面に導電性の薄い膜を形成することで静電気を防止できるようになります。
導電性の薄膜形成にはいくつか種類がありますが、弊社のスタチノールはカチオン界面活性剤(陽イオン系)を採用しています。水や溶剤で薄められた界面活性剤は、スプレーや刷毛ぬりなどで塗布され、薄い界面活性剤の膜ができ、この膜が水分を吸着することで導電性になって静電気が除去されます。対象物に関しては、フッ素樹脂のように撥水性の強い樹脂には塗布がうまくいかず効果が出ないためご注意ください。
界面活性剤とは
界面活性剤とは親水基と親油基(疎水基)を併せ持つ分子構造の物質で、生活の中では主に石けんや洗剤などによく使用されます。
水分を引きつけやすい特徴があることから、古くから帯電防止剤として利用されてきています。界面活性剤には水で溶かしたときに陰イオンを作り出すアニオン系界面活性剤、陽イオンのカチオン系、非イオンのノニオン系、両性イオン系などがあります。
通常なら帯電する樹脂でも、界面活性剤を塗布すると、表面の親水基にできた水分膜内の自由電子などによって電荷が中和、漏洩され帯電電位が低く抑えられます。
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