ESDコーディネータ資格とは
現在、電気関係の国際規格はIEC(International Electrotechnical Commission)によって策定され、 IEC文書はそのまま翻訳されて、1~2年後にわが国のJIS規格に制定される。
「静電気現象からの電子デバイスの保護」に関するIEC文書、IEC 61340-5-1,5-2 が、わが国では技術情報(TR)、TR C 0027-1:2002,TR C 0027-2:2002 として制定された。この文書では、静電気に敏感なデバイス(ESDS)を取扱う場合に、静電気放電(ESD)からデバイスを保護する方法を指導するエキスパートとしてESDコーディネータという資格が必要になる。
そこで、この資格の認証を、IEC TC101(静電気)国内委員会の事務局である(財)日本電子部品信頼性センター(RCJ)が受け持つことになり、最初のセミナーと認証試験が平成14年11月5日~6日に大田区産業プラザ(東京・蒲田)にて実施された。
このセミナーと認証試験は毎年5月と11月の2回実施することになっている。