特色と現況

当社は、静電気除去機、静電気測定器をわが国で初めて開発、完成させ、以来唯一の静電気機器の総合専門メーカーとして大きく発展し、今日に至っております。

創業70年

 当社の歴史は、創業者宍戸一が昭和13年(1938年)「宍戸商会」として創立、社長以下4名にて開設したのに始まります。以来、製紙工場や紡績工場で、紙や糸の製造工程で発生する静電気障害の対策に取り組み、多くの困難を乗り越えて、わが国初の静電気除去装置の商品化に成功いたしました。
静電気除去装置の完成後も、引き続き静電気測定器、静電気応用装置などを、次々と開発、商品化してまいりました。


急速に拡大した静電気関連市場

 戦後の急速な経済成長、技術革新の中で、静電気が付きまとい、その対策を必要とする分野が多方面に広がってきました。そうした各社の静電気対策に即応できるよう、当社も昭和32年(1957年)株式会社に改組し、陣容を整えました。
関連する分野としては、従来の繊維、製紙、印刷などからゴム、化学、包装充填、石油化学、プラスチックへ、さらに家電、オーディオ、自動車等へと拡大してまいりました。
とくにエレクトロニクス時代を迎えた今日では、複写機やファクシミリなど静電気を応用した分野が普及しはじめ、当社でも従来の産業機器に加え、事務機器、コンピュータに代表される各種半導体素子、液晶、電子部品や機器などの市場で静電気対策分野が大きな比重を占めるようになりました。


相次ぐ学会賞の受賞

 静電気市場の拡大にともなって、当社の製品も改良に改良を重ね、相次いで新製品を誕生させてきました。
たとえば静電気除去装置では、交流高圧方式から直流高圧方式、高周波方式へと改良が重ねられました。また当社が昭和46年(1971年)初めて商品化に成功した自己放電式除電器は、静電気対策にとって画期的なものとして高い評価を得ました。
昭和54年(1979年)には静電気対策機器の草分けとして広く産業界に貢献したことを学会賞受賞の栄誉に浴しました。
なお当社の主力商品に成長したのが、静電気現象を解明するための静電気測定器です。その豊富な品揃えには他所の追随をゆるさないものがあります。たとえば、帯電電位測定器として現場汎用のものから高精度の研究用のものまで数多く商品化しております。その他帯電電荷減衰度測定器、人体帯電測定器、電荷分布測定器、静電抵抗測定器、表面高抵抗測定器、床面抵抗測定器、履物抵抗測定器等々を時代のニーズに即応して市場に提供してまいりました。品質も国際的に高い評価を得て多くの国々に数多く輸出しております。
これらのうち、とくに静電抵抗測定器の開発に当っては、昭和58年(1983年)静電気学会より再び進歩賞を受賞、東京都より中小企業新製品・新技術開発助成金が昭和61年(1986年)交付されました。さらに昭和62年(1987年)、平成元年(1989年)にも東京都より開発助成金を受けて、低オゾン型除電除塵装置、低発塵型除電電極を開発しました。


豊富な経験と技術で時代のニーズに即応

 このようにして、当社では、常に豊富な経験と技術をフルに活用して静電気障害・災害対策に即応できる体制を維持し、絶えず発展させていくこと、そのため不断の研究と努力を怠らないことをモットーとしてまいりました。
私どもは今後とも、創業者の意志を継承し、わが国唯一の静電気専門メーカーとしての誇りを持ちつづけ、常に新しい製品の開発に挑戦する研究開発型の、フレッシュな企業として広く社会に貢献していくことを念願しております。